Friday, December 15, 2006

ロボと方哉

 ロボは骸骨犬の名前。狼王ではない。ちょっとした雑種犬だった。
 ちょっとした、という意味は複雑だ。ぼくの能力では表現できないくらい複雑。でも、ちょっと自慢できそうな雑種犬だった。野良犬としては生きていけない。かといって血統書つきでもない。家の中で飼われるほどでもないが、犬小屋がないというわけでもない。つまり僕のようなちゅーと半端な人間の飼う犬としては、ちょっとした犬かなと思う。今は骸骨だけれど、以前は皮も毛もちゃんとしていた。
 今は声を出して鳴くことはないが、以前はよく、クーンクーンと泣いていた。この鳴き声って元気がないよね。そういえば彼の目つきはジェームス・ディーンと似ていた。上目使いで、濡れた目でぼくを見る。下から。変なやつだ。骸骨犬になってぼくのところに戻ってくるのも変だが、あの鳴き声も変だった。ズーッと変な雑種犬だったのだ。今気がついた。変。変だ。変だ。たしかに変だ。
 ブログに書き込みをすると彼はぼくの横に座る。顔はディスプレイの方向を向いているので、読めるのかな?眼球や視神経もないのに。顔は横とか後ろとかじゃなくて、ディスプレイを見ているような方向に構えている。失礼なことを書くと噛みつくのか?思い出した。尾崎方哉の句にこんなのがあった。

 い つ し か つ い て 来 た 犬 と 浜 辺 に 居 る

 これ一句では彼の句境(苦境かもしれないw)がどのようなものであったか分かりずらいだろうから少し続けて見ます。

 せ  き  を  し  て  も  ひ  と  り
 
 漬 物 石 に な り す ま し 墓 の か け で あ る 

 と ん ぼ が 淋 し い 机 に と ま り に 来 て く れ た

 少し艶っぽいものも。

 す ば ら し い 乳 房 だ 蚊 が 居 る

 犬 が ち ぎ れ る ほ ど 尾 を ふ つ て く れ る 
 
 別に犬を詠んだ句が多いわけじゃない。雀さんも詠むし、猫も詠む。

 雀 の あ た た か さ を 握 る は な し て や る 

 泥棒猫と睨みあう句があった筈だけれど見つからない。骸骨犬ロボも消えた・・・
 

2 Comments:

Blogger めがね said...

ちちんぷいぷい
http://www.mbs.jp/puipui/index2.html

↑に出演している↓が面白いです。

石田英司 いしだえいじ
http://d.hatena.ne.jp/keyword/%C0%D0%C5%C4%B1%D1%BB%CA?kid=52933

7:35 AM  
Blogger sady555 said...

こんど見てみます。近じか大エイトアイランド先生が来阪されるそうです。乞うご期待。また大声じゃ。www

2:28 AM  

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